S耐 2025 第7戦 富士4H
11月15日(土)・16日(日)の2日間、ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 FINAL大感謝祭が、静岡県の富士スピードウェイにて開催されました。
今回、HCM UCHINO RACINGチームのドライバーとして、弊社代表・土肥が参戦。
今シーズン5戦目となる挑戦です。
■参戦車両とチームの目標
マシンは HCM内野製作所 FL5(CIVIC Type R)。
参戦クラスはST-2クラス、カーナンバーは36番です。
ST-2クラスはプロドライバーや実績豊富なチームも多く参戦する激戦区。そんな中、HCM UCHINO RACINGはドライバー・メカニックともにアマチュア主体のチームです。
だからこそ今シーズン掲げた目標は明確でした。
「ノーアクシデント・ノートラブル・ノーペナルティーで完走すること。」
接触やコースアウト、マシントラブル、レギュレーション違反など、耐久レースでは小さなミスが結果を大きく左右します。速さだけではなく、“確実に走り切る力”が問われるレースです。
予選当日の朝、ピットでは緊張感が漂っていました。
前日にタービントラブルが発生し、急遽エンジン載せ替え作業を実施。
通常であれば十分な時間をかけて行う重整備ですが、予選に間に合わせるため、メカニックたちは限られた時間の中で懸命に作業を続けます。
工具の音が響くピット。
時間との戦いの中、チーム全員が同じ方向を向いて作業を見守ります。
その努力が実り、予選開始前になんとかエンジン載せ替えは完了。しかし最終チェックと出走許可の関係で、Aドライバーである土肥は予選を走ることができませんでした。
この影響により、決勝は最後尾グリッドからのスタートが決定。
それでもBドライバー岩間選手、Cドライバー阿久津選手は予選走行を行い、車両状態の確認を実施。決勝へ向けた最低限の準備を整えることができました。
迎えた16日(日)の決勝日。
今回は、スタートドライバーが土肥(左から2番目)、続いて阿久津選手(一番右)、岩間選手(右から2番目)、最終スティントは土肥の走行順です。(一番左は、サポートの松本さん)
13時15分、4時間耐久レースがスタート。
クラス8番手から、長い戦いが始まりました。
スタート後、マシンは安定したペースで周回を重ねていきます。
約30分後、ST-2クラスの他車がコースアウト。
これにより順位は7位へアップ。
耐久レースでは、速さだけでなく「確実に走り続けること」が順位向上につながります。
スタートから約40分、1回目のドライバー交代。
第2スティントは阿久津選手が担当します。
阿久津選手は冷静で安定したドライビングを披露。
接触やトラブルもなく、約80分という長時間スティントを確実に走破します。
続く第3スティントは岩間選手へ。
岩間選手もまた、ペースを乱すことなく安定したラップタイムを刻み続け、同じく約80分を走行。チーム全体でミスのないレース運びを続けていきます。
最終スティントは再び土肥へ。
残り40分、レースは夕暮れから夜へと移り変わり、気温も下がり始めます。視界も徐々に暗くなり、ドライバーへの負担が増していく時間帯です。
しかしゴール目前、残り25分というところでエンジンに異変が発生。
パワーが出なくなり、緊急ピットインを余儀なくされます。
ピットでは即座に応急処置を実施。
「何としても完走する」というチーム全員の思いの中、マシンは再びコースへ戻りました。
そして――17時15分。
4時間の戦いを終え、無事チェッカーフラッグ。
ST-2クラス7位で完走という結果を収めました。
■シーズンを終えて
これで今年のスーパー耐久シリーズは終了。
参戦2年目となる今シーズン、強豪チームとの差を実感する場面も多くありましたが、同時にチームとして確実に成長している手応えも感じる一年となりました。
トラブルを乗り越え、最後まで走り切った今回のレースは、チームの経験値を大きく高める一戦になったと言えるでしょう。
今年もHCM UCHINO RACING TEAMを応援していただき、本当にありがとうございました。
表彰台という次の目標に向け、これからも挑戦を続けてまいります。
ご参加された皆様、関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。そして今後とも応援よろしくお願いいたします。











